「スノードロップ」 (2月5日) |
クリスマスに並ぶカトリックの祝日に 2月 2日のキャンドルマス(聖燭節)があ ります。 聖母マリアの潔めの祝日で、蝋燭行列をする日ですね。 この頃に咲くのでキャンドルマス・ベルの名があるスノードロップの、可憐な花 が咲き出しました。 エデンの園を追われたアダムとイヴが寒さに震えているとき、雪の中からこの花が 生まれ出て二人に希望を与えてくれたという言い伝えもあります。 和名をユキノハナ【雪の華】またはマツユキソウ【待雪草】と言うのですが、早 くから咲くのはオオユキノハナ【大雪の華】という種類で、少し大振りです。
作りやすい球根草花で、庭に植えておくと殆ど手をかけなくても毎年よく咲いて
くれます。球根は掘りあげずに植えっぱなしの方がよく、肥料も殆ど要りません。
スノードロップ【snowdrop】 Gaanthus nivalis ヒガンバナ科マツユキソウ属 | |
水戸市植物公園にて(2000年3月) Photo by S.Aoki |
ヨーロッパ原産の多年草で、日本には昭和初期に渡来し、花壇や鉢植え用に
栽培されている。 長さ 7〜10cm ぐらいのやや巾の広い剣状の葉が 2枚出、そ
の間から長さ20cm ぐらいの花茎が伸びて白い花が下向きに 1個開く。 内 花被は短い。内花被には緑色の斑点がある。 |