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ユズに続いてダイダイです。 お正月の飾りに欠かせないダイダイですが、ダイダイの語源は“代々”からきて いるのです。 ダイダイは実が熟しても落ちないで3年ぐらいは木に残っています。 そして翌年の夏にはまた緑色に戻り、その年の冬に再び黄色くなるという不思議 な性質があり、これを“代々栄える”ととらえて“だいだい”の名を与えたもの とされています。 漢字表記に使われる橙は中国名ですが、本当は酸橙・甜橙の2種があり、単に橙 というときは酸橙の方を指すとのことです(増淵法之著『日本・中国植物名比較 対象辞典』: 東方書店 による)。 果実の皮は「橙皮(トウヒ)」または「陳皮(チンピ)」とよばれる生薬で、健胃剤になり ます。 昔はカムス【蚊無須】とも呼ばれたのですが、これは干した皮をいぶして蚊よけ に使ったことからきた呼び名であるようです。 Citrus aurantium ミカン科ミカン属
インド原産の常緑小高木で、日本には古くから渡来していたようです。 |