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イチジクが出回って値が下がってきたので、今日スーパーで買ってきて食べ
ました。 「きょうの花」というタイトルにしているので、できるだけ花の咲 いているものを取り上げたいと思っているのですが、食べながら考えてみた ら、食べているイチジクは実じゃなくて花でした(^_^)。 イチジクを無花果と書くのは、花が咲かないのに実がなると思われたせいでし ょうが、じつは食べるところは果実ではありません。 これは花嚢と言って肉厚 の袋になっており、内面に小さい花がぎっしり密生しています。 ところが不思議なことに全部雌花ばかりで、日本に栽培されているものには雄 花が見当たらないのだそです。 従って噛むとプチプチとする種のようなものは、 種子の殻だけで中身はありません。 アダムとイヴの話をはじめ、聖書にはイチジクがよく登場しますが、古代エジ プトではイチジクを生命の木として尊んだということです。 枝葉を切ると白い乳液が出ますが、これはイボ取りの薬として知られています。 Ficus carica クワ科イチジク属
アジア西部原産の落葉小高木で、日本には江戸時代に渡来したものだそうです。 |