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うちの庭に柿の木が一本あって、毎年実がなります。 「百目柿」という品種で、 名前の通り大きな柿ですが、富有柿ほどは甘くなく、皮が黒くなってみばが悪 いのであまり店頭ではみかけません。 やっと赤くなり出したら、ヒヨドリが早速やって来て、毎日人間とヒヨドリが 色着いた柿を狙って攻防戦をくりひろげます。 大分赤くなったからあれは今日は獲るか、と思ったとたん、必ずそれがつっつ かれるのですよ(^_^;)。 おかげで毎日ヒヨドリのおすそ分けにあずかってます(^_^)。 柿の渋は防腐性の塗料として使われ、また番傘(紙を張った和風の傘)や団扇に 塗って耐久性を高めるのに使われましたが、いまでは殆どその需要はないのでは ないでしょうか。 材は建築の装飾材や高級家具に今でも使われています。 渋柿の渋を抜くには干し柿にするのが最も確実ですが、生食するには焼酎を吹き つけて密閉する方法、樽に入れて藁灰と温湯を注ぎ密閉する方法、塩水に浸す方 法などの渋抜き法があります。 米櫃に入れておくという手もありますね。 渋を抜いた柿を「さわしがき(醂柿)」または「たるがき(樽柿)」と言います。 Diospyros kaki カキノキ科カキノキ属
日本人には馴染み深い果樹ですが、東アジアの温帯固有の植物で、日本を中心に
広く栽培されている落葉高木です。 |