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花の少ない冬に室内を豪華に飾るのは洋ランです。 洋ランと言えば高価な花という イメージが強かったのですが、昨今は価格も下がって買ってみようかという気にも なりますね。 洋ランの中からポピュラーなものを選んで少しお話ししてみます。 ランの女王とも呼ばれるくらいで、豪華な大輪を咲かせるのはカトレヤです。 カトレヤは中南米原産の着生ランですが、熱帯各地に自生も見られ、大木の太い枝 に着生して花を咲かせている華麗な姿を、公園や植物園などでみることができます。 洋ランの中ではもっとも大きなグループで、交雑によってさまざまな園芸品種がつ くられました。 ミニから大輪まで花の形や色はさまざまで、品種は600種もあると 言われています。 カトレヤは比較的低温に強く、ミニの品種は 7℃ぐらい、大輪でも10℃ぐらいで越 冬できます。 品種によって、春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲きがあり、四季それぞ れに花をみることができますが、家庭で育てやすいのは秋咲きで、最も強健です。 冬の冬眠期には水やりを控えます。 根が黒くなってくるのは水のやり過ぎですから、 根が白く回復するまで水やりを止めて乾かしてください。 東南アジア各国ではランの栽培が盛んですが、シンガポール植物園、インドネシア のボゴール植物園には大規模のラン園があり、ジャカルタ市内には タマン・アングレック というラン園があります。 Cattelya labiata ラン科カトレヤ属
この labiata 種はカトレヤの代表種で、交配の基本種となっている。 |