東アジアの熱帯から温帯に広く分布する落葉低木で、日本全土の日当たりのよい草 地や川岸に生えているほか、クコ茶やクコ酒の原料として栽培もされています。 高さは 1〜 2m になり、根元からよく枝分かれし、細い枝が湾曲して垂れ下がるよ うに広がります。茎にはところどころに刺があり、柔らかい葉が数枚ずつ集まって つきます。葉は柔らかく、長さ 2〜 4cm の倒披針形。 夏から晩秋にかけて葉の脇から細い柄を出して淡紫色の小さい花を開きます。 花は短い筒形で、先は5裂して平らに開き、直径10mm ほどになります。 果実は直径 2cm ほどの楕円形で、真っ赤に熟します。