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初夏に花を咲かせたムラサキシキブが、あちこちの林の中で鮮やかな紫色の実を見せはじめました。 源氏物語の作者「紫式部」の名を借りて、この実の美しさを表そうとした古人はさぞ優雅な暮らしをしていたのだろうなぁ、と思います(^_^)。 鑑賞用に庭木、鉢植えにされるのは近縁のコムラサキ:Callicarpa dichotoma が多いのですが、普通はこの種を含めてムラサキシキブと称しています。 そのほかの近縁種に、オオムラサキシキブ、イヌムラサキシキブ、ヤブムラサキなどがありますが、みなよく似ています。 あまり乾燥しないところならば、日陰でも日向でも土質を選ばずよく育ちますので、お庭のある方は、一株お植えになっては? Callicarpa japonica クマツヅラ科ムラサキシキブ属 日本全国の丘陵や低い山地で普通に見られる落葉低木。 |