ピラカンサの赤い実が目につくようになりました。
ピラカンサというのは属名で、バラ科トキワサンザシ属の総称として使われています。
いろいろな種類がありますが、日本で垣根などにうえられているのはトキワサンザシ、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシの3種が多いようです。
常緑低木で枝に刺があり、葉は互生。 5〜 6月ごろ白い小花が密にかたまって咲き、赤い実だけでなく白い花も鑑賞できます。
ピラカンサ
常緑低木で枝に刺があり、葉は互生。
5〜 6月ごろ白い小花が密にかたまって咲き、赤い実だけでなく白い花も鑑賞できます。
- トキワサンザシ【常磐山査子】:Pyracantha coccinea
ヨーロッパ東南部からアジアの一部にかけて分布。
葉は上記3種のうちで最も巾が
広く裏面に毛がないのですぐ見分けがつきます。
やや平たい球形の赤い実が密集して、名前の通り炎を思わせます(ピラカンサはラテン語で「炎と刺」の意)。
- タチバナモドキ【橘擬】:Pyracantha angustifolia
中国原産の種類。葉は巾が狭く裏面に白い毛が多いのが特徴です。
果実は少し平たい球形で、真っ赤にはならず、オレンジ色に熟します。
ホソバノトキワサンザシという名もあります。
- ヒマラヤトキワサンザシ :Pyracantha crenulata
名の通りヒマラヤ地方の原産。
トキワサンザシに似ていますが、葉がやや狭い長楕
円形で先がやや丸くなっています。
果実は球形で直径 3〜 5mm とやや小さく、色は上記2種の中間ぐらいの赤橙色です。
「華山手鞠」という園芸名があり、最近人気があるようです。
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