小平市薬用植物園にて(2002年10月) Y.Sashida
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山野の日当たりのよい草地に生える2年草で、茎は暗紫色を帯びて高さ20〜25cm
ぐらいになります。
対生する葉は細長く長さ 2〜 4cm で中心の葉脈が実立ちます。
秋、 9〜11月ごろ、茎の先や葉腋に白地に紫色の筋をもつ5弁花を咲かせます。 花
の直径は 2〜 3cm で、先端の葯が黒紫色をした雄しべが目立ちます。
全体に苦みが強く、昔から胃腸薬としてよく知られており、乾燥したもの(当薬)
を袋に入れて湯の中で振り出して飲用するのですが、千回振り出してもまだ苦いと
いうことで、センブリの名がついたものといわれています。
よく似た仲間にムラサキセンブリ、イヌセンブリなどがあります。
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