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洋ランの中でもっとも一般的に親しまれているのが、シンビジウムではないでし
ょうか。 現在では洋ランの中では最も生産量が多いのだそうで、世界中の生産量 のほぼ半分を日本が占めているといいますから、ちょっとビックリですね(^_^)。 そう言えば、冬の贈答用鉢花としては、シクラメンに次ぐ人気をもっているよう です。 その原因は花もちのよいこと、耐寒性が強くて室内で容易に越冬できるこ と、などでしょうか。 もともと亜熱帯の高地に自生するランを改良したものなの で、寒さには強いのでしょう。 本来春に開花するものなんですが、開花促進の処理をしたものが冬に出回るのが 普通です。 冬に開花しているものを入手して越冬させた場合、翌年の開花は冬を 越して次の春になります。 「一年育てたのに咲かない」とがっかりせずにもうし ばらく育ててください。 シンビジウムは水分を好むので、冬の間もたっぷり水を与えることがうまく育て る秘訣です。 それと日当たりを好むので、室内の置くときもできるだけガラス越 しに日の差す窓際や縁側に置いてください。 Cymbidium insigne ラン科シンビジウム属
ベトナムの高原地帯を産地とする多年草で、鑑賞用シンビジウムの代表的原種
とされている。 |