|
ススキの草原はめっきり減りましたが、近くの丘にはまだ一面に生えていて、
そろそろ盛りを過ぎる白い穂が風に靡いています。 それでも、この地区にまだ数軒残っている茅葺きの農家では、原料のススキを 確保するのが大変だと言ってました。 その上茅葺き職人を集めるのも殆ど不可 能に近く、遠からずトタン板で蔽うか、瓦屋根に改造するしかないそうです。 なお「茅」というのは屋根を葺く材料になる草、ススキ、スゲ、チガヤなどの 総称で、植物名としてのカヤは常緑樹のカヤ【榧】のことになります。 Miscanthus sinensis イネ科ススキ属
日本全土の山野にごく普通にみられる多年草で高さは 1〜 2m になり、しばしば
大群落を作ります。 |