|
イヌノフグリなどの花はパッと目に入り、あっ咲き出した! と感激するのですが、
スズメノカタビラも春真先に拡がる緑ですし、目立たないながら花が咲いています。 戦時中から戦後にかけての一時期、山羊や緬羊をたくさん飼っていたことがありま した。 夢だった牧場経営は夢に終わってしまいましたが、冬の間の草集めの苦労は 忘れません。 早春に彼らを野に連れだすと、貪り食うのがこのスズメノカタビラで した。 今は農村でも山羊などを飼う人はなく、道端はこの草の緑がいっぱいです。 雀の***という名の植物はこのほかにスズメノエンドウ、スズメノテッポウ、ス ズメノオゴケ、スズメノコメなどたくさんありますが、この場合の「雀の」は小さ いという意味の形容詞であるようですね。 但しスズメノエンドウは「雀の」ではな くて「雀野豌豆」が正しいようです。 「野豌豆の小さいの」という意味でしょうか。 Poa annua イネ科イチゴツナギ属
日本全国の道端や空き地などにごく普通にみられる1〜2年草で、秋に発芽し
て緑色の葉で越冬し、早春から開花する。 |