雑木林のエノキの木にヤドリギがくっついてます。
そのヤドリギの実が黄色く熟してきました。エノキのほかクリ、サクラ、ブナ
などの落葉樹に寄生しますが、自分は常緑なので、冬はよく目立ちます。
ヤドリギ【宿木】
Viscum album var. coloratum
落葉広葉樹に寄生する常緑小低木で、北海道から九州までの各地に見られます。
茎は二股の分岐を繰り返して60cm ぐらいまで伸び、こんもりと丸く茂ります。
対生する葉は長さ 3〜 5cm ぐらいの倒披針形で厚く、革質です。
春に枝先の葉の付け根に、小さな黄色い花が3個ずつ咲き、秋に黄色く熟します
が、種の回りの果肉は粘り気が多く、小鳥に食べられた種子は糞と共に他の枝や
他の樹木に粘着して発根します。
これは種子が飛び移ったようにも見えるところから、トビヅタ【飛蔦】という別
名があります。
ホザキヤドリギ【穂咲宿木】:Hyphear tanakae という落葉するのヤドリギもあ
り、秋になると宿主と一緒に落葉しますが、花の数も多く実の黄色も濃いので落
葉後はよく目立ちます。
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