あちこちの花壇でゼラニュームの赤い花が目立ちます。
ゼラニュームは一般に春と秋の2回花が咲き、上手に管理すれば春から秋まで続けて
開花させることもできるので、鉢植えや花壇の植え込みに重宝されています。
ただ、どうもあの葉っぱの匂いはちょっと、というひともいますけど・・・・・・。
ゼラニウム【geranium】
Pelargonium hortorum フウロソウ科テンジクアオイ属
和名はテンジクアオイ【天竺葵】。 テンジクアオイ属の植物は南アフリカに数百種
もあるそうですが、そのうちの数種が交雑されて園芸種のゼラニウムが作られたと
いわれています。 日本には江戸時代から明治にかけて渡来したものだそうです。
宿根草で茎は柔らかく、円形の葉には長い柄があって、特有の臭気があります。
春と秋、葉腋から長い柄を出し、その先に真紅または白い5弁花を多数つけます。
園芸品種が多数あって花色は変化に富み、葉に紋のあるもの(モンテンジクアオイ
【紋天竺葵】:Pelargonium zonale)や葉に深い切れ込みのあるもの(キクバテン
ジクアオイ【菊葉天竺葵】Pelargonium radula)などもあります。
煎じて胃腸の薬にするゲンノショウコもこのフウウロソウ科です。
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